こちらの記事では、どうして毒親は子に生きる基本を教えたがらないのか?その理由を考えて挙げていったのですが、これがまたひどいものばかりでしたよね。
この記事では、やっとのことで毒親から脱出した毒親育ちのその後‥
毒親育ちとは、加害者である毒親から逃げ出した被害者であるはずなのに、
毒親育ちは、あちこちの方向からまさかの加害者として攻撃される理不尽に見舞われ、ボロボロになることについて、書いていきたいと思います
この記事によって、毒親育ちというのは理解者も乏しく、毒親家庭をなんとか脱出した後も苦労ばかり。くたくたに疲れ果てて当たり前だよね‥ということが少しでも伝わりましたならば幸いです
誰が「真の被害者である毒親育ち」を加害者だと責めたてるのか?その3つ
毒親家庭に生まれ落ちてしまったというだけで、その毒親にターゲット(搾取役)にされた子供は、生まれてからずっと毒親に使役され、ボロボロにされます。
大人になり、身を守るために、毒親から必死で離れると、そこでめでたしめでたし、で終わる‥ということはありません
毒親からやっとのことで逃げたその後、毒親育ちは、主に下記の3方向からの攻撃にさらされます
- 加害者である毒親に、「お前はひどい人間だ、俺たちを傷つける加害者だ」と責められる。
- 毒親に言いくるめられた人間たちや、「親孝行・親を大事にしようスローガン」に染まった世間の人たちに責められる
- 自己否定がしみついた毒親育ちは、自分で自分を責めてしまう…
真の加害者である毒親は、これらの加勢によって、「子が逃げ出し疎遠にするレベルの加害」を子にしてきた自分の罪を自覚することなどまぁ滅多にありません
だって世間からは、あなたは子に捨てられた可哀想な親!とかばってもらえるんですもの‥
だから毒親は、今まで子にしてきたことは、すべてしつけ!親の愛!
そんな雑なまとめかたで完結させてしまい、かつて長年行ってきた子いじめへの自省なんて皆無なんです
めちゃめちゃに苛め抜いた子にとうとう逃げられた、というのが真実なのに、かれら毒親は、子に捨てられた悲劇の親マインドで生きられちゃうんです‥
一方で、真の被害者である毒親育ちは…
「毒親から疎遠にする」という、身を守る行動をとっただけで、毒親はじめ、様々な方向から悪者にされ、攻撃されてしまう。
何より、これまで毒親家庭で徹底的に否定されてきたため、自己否定マインドが強烈にしみついてしまい、どんなにひどい目に遭わされてきたとしても「でも私が悪い子なんだろうか??」という自己否定で自分を縛り、苦しめてしまう‥
まるで自分の内面に毒親が巣食っていて、それが毒親の加勢をしているかのようです
毒親育ちは生まれてからも親に攻撃され、その中でも何とか毒親からの脱出を果たして‥次々に心身限界まで追い詰められてボロボロだというのに、その後も様々な方向から攻撃を受けながら、くったくたになりながら、残りの人生を生きなければならないんです
どんな理不尽なんですかねこれは?
以下で①から③をくわしく見ていきたいと思います
毒親は、子供を加害者に仕立て上げて責める
散々子供をいじめた毒親家庭から、子供が必死に逃げ出すと、毒親はワーワー騒ぎたてるんですよ。
子がアタシから離れたの!
アタシをかまってくれないの!ひどいよね?
一生懸命育てたのに!
と被害者ぶって周りに言い回ります
それから、逃げた子供の罪悪感を刺激するために、自分はこんなに悲しいとか、自分はこんなに辛いとか、病気にかかって辛いとか、
そういう子供の琴線に触れそうなこととか罪悪感をうまく刺激できそうなトピックを伝えるため、執拗に電話やメール、時にはアポなし突撃などの方法を使ってガンガン子供にぶつかってきます
彼ら毒親は、
- どうして子供が自分の元を去ってしまったのか?
- どうして周りのように、自分たちはなごやかに親子関係ができないのか?
そういう事の本質を省みるような事は一切なく、ただひたすら逃げた子供が悪い!子供であるお前が親に合わせろ仲良くしろ!親のそばにいろ!と我欲をぶつけまくるのですよね
世間の親孝行信仰も手伝い、彼らは一貫して”絶対に自分は悪くない。悪いのは逃げた子供”なんです
私が決死の覚悟で親を疎遠にしたことなんて全く理解しようともしてないんだ‥ということがはっきりとわかったのが、疎遠後数年経ったある時に、
あんたまだ機嫌直んないのぉ?アタシそろそろあんたのアパートに泊まってそのへん観光したいんだけどぉ?
?あぁーまだだめなんだ?
こわぁーい(笑
という内容のメッセージを送られたときです。
疎遠前、毒親に対しては、私の状況や考えを心を尽くして文章や口頭で説明しました。
それでも全く通じないことに絶望し、疲れ果て、限界がきて疎遠に至った、と、私は考えていたのですが、
どうやら毒親は、私のこの一連の行動・一大事を「ただの子の一時的なへそまげ」としか認識していなかった。
子のことなんてなーんにもわかっていません!!わかろうともしてないよぉー(笑)!それよりあんたのとこ無料の宿泊所に使いたいんだけど!
そんな毒親の本心がビンビンに詰まったこのメッセージを送りつけられ、それを目にして、愕然としたことを覚えています
周りの人や世間が責めるのは子供の方ばかり
毒親戚
私が毒親と疎遠にした後、毒親は、子がおかしい!自分が被害者だ!と近い周りの人間にいい回り騒ぎ立てたようでした
そこで毒親の言うことを鵜呑みにした親戚や知人が、私に見当違いの説教をかましてきました
脱出を果たしてくたくたの時に、お前は悪い子供だ、年取った親を大切にしろ!という説教をかまされるもですからまあ疲労で心身がうまく動かず、当時は心療内科で処方された薬を飲んでやっと命をつないでる状態でした
奴らも歳をとってきて攻撃は激減し、今はあの頃よりは穏やかに暮らせています
兄弟姉妹
血を分けた姉妹すら、分かり合える関係性ではありませんでした。というよりも他の誰より分かり合えないのが妹でした。
毒親は、子を搾取と溺愛に分けて育てがちです
我が妹は、毒親からずっと溺愛され好き放題生きてきて、悪知恵つけて毒親を利用して寄生して生きています
そんな妹を世間は「親に寄り添って生きる親孝行娘」扱い、長年酷い目にあってやっとのことで脱出した搾取子である私は「親を捨てて親不孝だ悪いやつだ」と扱われます
あろうことか、妹もその役に酔って浸ってるんですよね!
世間や毒親を味方につけた溺愛妹は、調子に乗って私を小馬鹿にしてきました
お姉ちゃんってさ、いつも間もタイミングも悪いんだよね
そう言って私を笑っていた、あの妹の嫌な顔が今でも鮮明に思い浮かびます
彼女はいつだって親にボコボコにされる私を盾にし踏み台に使い、私と違って、好き放題、我欲を満たして生きてきた。
そして”間が悪い姉”を笑いながら毒親を利用しつつ、今現在もお上手に生きてるってわけです
毒親、家庭と言うのは兄弟姉妹ですら、これほどの深い分断があるんです
外部の、周りの人たちからの「親不孝者扱い」
毒親の周りの人間だけでなく、世間にはびこる「親孝行教」に従順な人たちからも、”良かれと思って”親子仲良くしなさい、年老いた親をちゃんと大切にしろというお説教が飛んできます
この教義は他のどの家庭にも適応する、適応すべきだと純粋に思っているのでしょう。そして、無理矢理適用させようとするんですよね
新たに知り合った同世代に“親を大切にしな”と懇々と諭された
やっとのことで逃げた新天地でさえも、親孝行をこんこんと説かれて親不孝扱いをされたことがすくなくありませんでした
親と疎遠後、新天地で知り合った同世代の女性がいたのですが、彼女とは少し互いの話をし出すくらいに距離が近くなると、始まったんです…
あなた、たまには実家に顔見せに行きなよ。
いい年して子供じみてない?
親御さん寂しがっているよ?
ここでもまた「親孝行大切」、「親と子は寄り添って当然論」を振りかざされ、説教されていました…
ちなみに彼女は、過去に書いたブログで登場した、お父さんがとてもすばらしくて尊敬していると言っていた彼女です。
長くなったのでここでいったん切りまして、続きは次の記事に移ろうと思います
コメント
わかります。私も幼少、いや生まれたときから既に搾取児なので脳が壊れて障害になりいじめの標的にされました。今でも後遺症に苦しんでます。すべて事実で本当にそうなんです
こんにちは。
虐待は子供の脳の発達に影響する(もちろん悪影響です)、という研究結果があるそうですね。
それほどの被害を実の親に負わされ、大人になっても後遺症に苦しみ‥
でも、毒親育ちの被害実態というものは、なかなか世に認知されないのですよね