なぜ毒親は、子に「生活のための基本スキル」を教えないのか?その理由はひどいものばかりだった‥

毒親育ち

この記事↓では、毒親は子に生きるスキルをろくに与えないため、子に一生涯にわたって苦労を強いる‥という内容を書きましたが、

生活スキルとは、子が将来的に自立した一人の人間として生きるための基礎・基本ですよね。

それを、親が子にろくに教えず放置すると言うのは、お前は1人の人間として生きるな!と自分の子に言ってるようなものです。

そんな相当ひどいことを、実の親が子に対してやってるわけです。

では、どうして毒親そんなひどいこと平気でできるんだろう?その理由を、自分の毒親からの仕打ちを思いだしつつ挙げてみると‥

まあ理解不能でひどい理由しか見当たりませんでした‥

一覧にしたのがこちらです

毒親が子に、生活スキルを与えない理由
  1. 面倒だから
  2. 子の生活力をスポイルして、自分の手元に一生おいておく
  3. 「自分がしてもらえなかったこと」を子供にしてやるのは癪だから
  4. ストレス解消、八つ当たり

一覧をみるだけでげんなりしますが‥

ひとつずつ詳しく見ていきたいと思います!

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毒親が子に生活スキルを与えない理由は、ひどいものばかりだった‥

面倒だから

お母さんが娘の髪をやさしくとかす‥こんなこと一度でもやってもらいたかったですよ‥

子に手や気をかけるのが、面倒。

私が幼い頃や10代の頃。

わが親からは、「余計なことをするな、話しかけるな、まとわりつくな」というオーラが常に発せられていたんです

100歩譲って、幼くてうるさい子の相手は面倒だ、という気持ちはまだわかります。

でも、「子に生きる基本を教えること」すら面倒でやらないってどうなの?

そんなところまで面倒がる人間が、子供さえ産めば簡単に親になってしまう現実が恐ろしいですね

子の生活力をスポイル(だめにする)して、自分の手元に一生おいておく

これはスポイト‥

毒親は子を粗末に扱う割に、いざ子供が自立したり、自分の元から離れようとすると、全力で引き止め粘着するんです

根底に、人が自分から去っていくことへの極度の不安があるようなんですよね

毒親ってきっと友人もあまりいないので、せめて自分が産んだ子だけはは絶対に自分のそばにいさせる!という執念のようなものがあるのでしょう

いつも子のことを粗末に扱ってるくせに、執拗に手元に置きたがる‥幼児のおもちゃの扱い方と同じですね‥

私はこの毒親の執着から必死に離れようと、ボロボロになりながらもなんとか遠く離れましたが、私の妹は未だ、ベッタリと親にはりついて生きているんです

妹は昔から親に溺愛され、「家事も仕事もできなければ何もしなくていいよ。何もできなくていいよ」と毒親に言われるままに生きていました

その結果‥

彼女は生活スキルや自力で生きる力もないままに、何と一丁前に結婚して子を産みました

自力で生活する力が全くないのに「あたしも結婚したい!子供欲しいー!」と結婚や子を持ったわけです。

我欲を満たすのがなによりも最優先。毒親のコピーですね。

ですから、当然生活面を親に面倒みてもらわなければ彼女の生活は成り立たず、いつまでも親にべったりひっついて生きています

妹は毒親の目論見通り?いい年をしても、親に頼らなければ生活すらできない人間になってしまいました

毒親というのは、子供が自分の足で立ち、自力で生きることを願うよりも、「アタシ寂しいから子を手元においておきたい!」と言う強い願望を叶えることが最優先なんですよ

そのためには、我が子は生活力、自立できる力がないほうがいいらしいんです。だから、与えない。削ぐ。羽ばたくことを阻む。

子に自立を促さない親なんて、もはや野生動物以下ですよね‥

「自分がしてもらえなかったこと」を子供にしてやるのは癪だから

毒母
毒母

自分がしてもらえなかったことを、子供になんかしてやるもんか!

毒親は、常日頃からこんな風に思っていたに違いない‥というエピソードがあります

私

清潔を保つことや料理など、

周りのみんなができたり知っていることを、私があまりにもできないし知らないことが多いのはなぜなんだろう

学校や友達関係で、できないことが多く、恥をかくことが多かった私は、ふとこの疑問がわき、それを母に尋ねたんです。

私

どうしてお母さんは、清潔や料理や、いろんなことを、私に全然教えてくれなかったの?

そう母に言うやいなや、般若のような形相になった母は、ものすごい勢いでこうまくしたてました

あたしだって自分の親に、こんなことぜんぜん教わらなかった!!

‥かつて自分が経験してきた不運や不幸、不足を、自分の代で止める努力をせず、子供も同じように味わえ!とい言うそういうくそマインドですね‥

「毒の連鎖」という言葉をよく目にしますが、不運にも毒親家庭に生まれ育ってしまった人が、やがて家庭をもち、子を持った時。

自分が被ってきた不幸を「自分の代で止める」という決意の元、子供は自分と違って幸せに生きてほしい、という強い思いや決意を持つことがない人間がこうして親になってしまうと、

「子も同じ不幸になるのが当然」なんです

そこに生まれた子供は水が上から下に流れるがごとく、ごく当然に、親から不幸や無知を垂れ流されつづけます

親から流される不幸を、子が強制的に受け止めさせられる。

そんな毒親家庭では、不幸だったり、基本的なことを知らない、知ることのできないまま生きなければなないハードモード人間を自動的に再生産することになるのですね

ストレス解消、八つ当たり

毒親はいつも不満だらけ不幸なので、定期的にストレス解消や発散する方法が必要みたいです

特にうちの母のように、子育てワンオペ、結婚した夫がサイコパス、そんな夫と超不仲というビッグストレス製造の要素がもりもり大量に家庭にある人というのは、家の中で簡単にかつ頻繁にストレス発散する必要があります

その手っ取り早い方法として、毒親は子供をサンドバッグとして躊躇なく利用します。

子に「しつけという名のいじめ」をして、ストレス解消をしたり楽しむ毒親
毒親は「子供のため」「しつけのため」を装って、ストレス解消のために子供をいじめます。親の権限を悪用して子供をいじめる。家庭内という密室で親によるいじめを受ける毒親育ちは、心が大きく歪んでしまいます

不潔で汚い子供をそのままにしておき、学校で嫌な目に遭ってもしらんぷり。

それどころか、身だしなみやできないことが多い子を「お前はダメな子だ!」「こんなこともできないのか!」とまさかの子供せいにして、罵ったり怒鳴り散らしてストレス発散するんです

しかも悪質なことに、

しつけ、教育という美しく、そして誰も攻めることができない大義名分の言葉を悪用し、その内実は子いじめをやるわけですね。

そんなひどい実体験をこちらの記事↑に書いてありますので、よかったら読んでみてくださいね。

まとめ

自分の親が、子供の相手するのは面倒とか、奴隷として手元に一生置きたがっているんだとか、八つ当たりのサンドバックとして使ってるとか、子供の頃は全然気づけないんですよね。

まさかそんな毒親の勝手な思いで振り回されるとは知らず、

親が私にこんなにつらく当たるのは、

私が悪い子供だからなんだ‥

と健気な幼い子は思い込み、必死で考えたり動いたりします

でも、それすら親のしゃくにさわるらしく、ますます八つ当たりの標的にされるんです

地獄のループですよ。

こんな密室で、長期間生きなければならない毒親育ちの子供は、人生開始早々に疲れ果てたり、ものごとの認識の仕方がゆがんでしまって当たり前ですよね

毒親家庭というのは、こんなぐちゃぐちゃの理不尽が分かり通っているんです

子は一方的に毒親から理不尽な攻撃を受け続ける被害者だというのに、なぜか毒親やそのまわりから加害者にされたり、その上毒親によってダメージを受けたことで、普通の人が普通にするようなことができなくなって…もう踏んだり蹴ったりなんですよ

この続きの記事では、加害者である毒親が、「親」というだけで無駄に守られいたわられる一方で、

被害者である毒親育ちの人間は、毒親やその取り巻きからまさかの加害者扱いやひどい人間扱いされ、心身が疲れ果て、歪み、普通の生活が普通に営めなくなるほどにずたずたにされる、という理不尽にさらされる‥

この毒親育ち理不尽コースについてをくわしく書いていきたいと思います。

コメント

  1. 石焼き芋 より:

    ティーコさん

    こんにちは。
    昨年ペンネーム「やきいも」でコメントさせていただいていた者です。

    今年も楽しくブログを拝見しています。

    内容、いつも共感してしまいます。

    私も何かにつけて「おまえは出来ない、いい加減、何度言ってもわからないヤツだ」と蔑まれていました。

    何処がどう違うのか具体的に説明もなく「生まれもった性質が悪い」などと自己否定されて何が正解かも分からず、ひたすら人の顔色ばかりを伺う自己肯定感がとても低い人間になってしまいました。

    祖父母と同居の古い家で、家族仲は最悪で、悪口、喧嘩の絶えない家でした。

    家柄も良くないのに「うちは本家だ!」という謎のプライドで、跡取りを望む家に女として産まれてしまった私は要らない子供でした。

    年が離れて産まれた弟は念願の男の子だったので、とても可愛がられ、弟が白と言えば黒いものも白になりました。

    弟は両親が紹介した人と結婚して、両親から様々な支援を受けながら、実家で2世帯住宅で暮らしています。

    私は実家を離れていますが、心の傷は癒やされないままでいます。

    ティーコさんのブログやTwitterで、同じような経験をもつ方々の言葉にふれ、共感したり、励まされたり、色々助けられています。

    いつもありがとうございます。

    • ティーコ ティーコ より:

      石焼き芋 さま

      再びのコメントをありがとうございます!
      私のブログやTwitterを見ていただくことで、共感や励ましを‥とのこと、ほんとうにうれしく思います。
      私も、ブログやTwitterで、かつて同じ苦しみを経験したみなさんからのコメントを頂いたり、みなさんの体験談や考えを拝見することで、
      その後一体どうやって、自分にまとわり続けるかつての辛い出来事を消化していっているのかなどの、自分が気づき得なかった
      人生の進み方を様々示してもらっているな、ありがたいことだなぁと日々感じています。

      幼い頃に親から受けた傷はいつまでもうずきますね。
      本来ならば、誰よりも自分を守り導く存在である親に、加害を受けていたわけですから‥それは当然のことですよね
      兄弟差別という現在進行形で見せられる差の付けられ方も、もうたとえ親を見限ったとしても、
      それが行われている、と思うだけでも何とも言えない苦しさはわきますよね‥

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