「怒りという感情は悪だ、持つな!出すな!」と毒親に強いられ、怒りの感情を殺す癖がついてしまった

毒親育ち

毒親からは、お前の素直な感情を出すことを許さない。お前の感情を殺せということを折に触れ強要されてきました

特に怒りや悲しみの感情を出すことはひどく嫌がられ、禁じられ、抑え込まれていました。

今思い返すと、私が生まれ育った毒親家庭には、子が怒りという感情を持つことを極度に禁じる土壌があったように思います。

この記事では、子が感情を素直に表現することを許さなかった、わが毒親家庭は一体どんな空気感だったか?ということのご紹介をしていきたいと思います

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感情を出すことはだめなことだ!

私が物心ついてからの記憶で、よく父に言われていた言葉は

  • 黙れ!生意気言いやがって!
  • メソメソ泣くな!見苦しい

というものでした。

毒父は、自分は好きに暴れたり怒ったり吠えたりするくせに、子に対しては、怒りをもって自分の意見をいう事や、悲しくて泣くことすら禁じたんです。

今ならおかしいでしょあんたおい?と詰め寄れますが、生まれて数年しかたたない子供が、頭ごなしに成人男性、しかも自分の命を握る人間からしょっちゅうそう怒鳴られれば、「あ、私は感情をだしちゃいけないんだな」と思って当たり前ですよね

いつも怒り狂ってる毒父を見て「怒るって見苦しいことなんだな・・」と思わされる

↑でも書いたように、毒父は子に怒りを禁じるくせに、自分は好き放題しょっちゅう怒り狂って暴れていたんです。

子には「やるな」といいながら自分は好きに怒りまくるダブルスタンダード。毒親あるあるですね。

毒父という「目の前で怒りをむき出しにして怒り狂って家族にぶち当たる毒父」の姿をを家庭内で目の当たりにしていると

幼い私
幼い私

お父さんみたいに感情をむき出しにするって見苦しいし、まわりに迷惑かけるし、ほんと良くないことなんだなぁ

幼い私
幼い私

お父さんみたいに怒り散らすと周りに迷惑がかかる。

じゃあ、怒りは出さないで押さえたほうがいいんだな

こんな風に、目の前で暴れ狂う毒父を強烈な反面教師にし、こう思い込んでしまったんですよね。

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毒母から「感謝!いつもポジティブ!」の曲解バージョンを押し付けられ、本当の感情はますます抑圧された

毒母はいつもなにか宗教やセミナーをはしごしていて、そこで習った教義やスローガンを家に持ち帰ってきては子に押し付けていたのですが、中でも彼女が気に入っていたのは「何があってもいつも笑顔!なんでも感謝」というポジティブシンキングでした。

幼い私は言われるがままに

幼い私
幼い私

辛くても苦しくても笑顔!感謝!なんだよね?お母さんが言うからそうなんだよね?

幼い私
幼い私

確かに、怒り狂って暴れるよりも、笑顔で感謝の方がよさそうだし‥

というふうに、むりに作り出すニセの笑顔や感謝によって、自分の本当の感情をむりやり心の奥へ抑え込んでしまった。

押し付けられたニセの感謝や笑顔というものによって、私の本当の怒りや悲しみという感情は、ますます出しにくくなってしまったんです

本当の感情を出すことは悪、と思い込まされてしまった私の目ざめ・気づき

このように、「感情を持つこと・それを出すことは悪だ」と思わされる様々な要因がわが毒家庭にはたくさんころがっていた。素直な感情を抑えつけた人間を養成するにはうってつけの土壌だったんですよね

感情を抑えることは善で、感じたり出すことは悪だという押し付けによって、その思い込みは、私の体の芯までしみこみました

でも毒親から疎遠にして、毒親のおかしさをどんどん自覚するようになったら、少しずつ自分の素直な感情をみとめて適切に外に出すことの大切さにやっと気付けて、そしてそれを徐々に実践できるようになってきました。遅い‥だって私はもう、人生も折り返しの年齢ですよ‥?悲惨ですよね

でも、とても遅くはなっても、やっとここに至れたんです。

そのターニングポイントはやはり毒親を疎遠にして時間が経過したことが大きかった。

あいつら毒親のいう通りにしなくても、私生きられてるじゃない!という実感をどんどん得られるようになった、その積み重ねのおかげだなと思います。

そんな現在の地点から、感情を抑えつけ生きてきた過去の私を振り返ると‥「素直な感情を抑えつけるって、本当に心身に悪影響を及ぼし、そして人の人生を悪い方に狂わせるな‥」ということがよくわかるんです。

次の記事では、親から長年素直な感情を認めることを許されず、出すことを禁じられると、こんな弊害が生じてしまい、生き辛さに拍車がかかってしまうんだな‥と実感した体験を書いていきたいと思います

コメント

  1. HIRO より:

    ティーコさん こんばんは

    先日は、返信をありがとうございました。

    私は60歳を過ぎてから、親と絶縁しました。
    現在、母が90歳、父が88歳です。
    交流は完全に断ち切ったままです。
    これは、親不孝ではありません。
    酷い事を言われ、やられ続け、私達夫婦の「心の核」をズタズタに破壊した毒親。
    もし、毒親が高齢化して悩む方がいたら「年齢は一切関係が有りません」「一刻も早く自由で幸せな人生を送って欲しい」と言ってあげたいです。

    昔「子を持って知る親の恩」と聞きましたが
    私の人生では「子を持って知る親の異常さ」でした。
    更に「孫を持ってしる毒親の正体」に至りました。
    毒親は、自分が心地よければ子供なんかどうでも良いのです。
    恐ろしいことですが、本当にそうなのです。
    毒親は死ぬまで反省ができません。
    毒親関連の情報を拡散して、世にはびこる毒親から被害者を救いましょう。

    お互い頑張りましょう。
    応援しています。

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