↓の記事の続きです
私は長いあいだ、毒親のいいなりに生きてきました
限界がきて倒れるまで、私は毒親がおかしいと思うことが難しく、そして毒親から離れることがなかなかできなかったんです
どうして私は、こんな風になるまで、毒親から離れることができなかったのでしょうか?
その理由は以下が考えられます↓
- 小さい頃から受けてきた親からの暴力
- 「親孝行は子供の義務」と思い込まされていた
- サイコパス自己中猛毒父に隠れ、毒母の毒には気づくのが遅れた
- 母は、父親にいじめられていてかわいそう。しかもちょっと変わっている。私はそんな母親を守らなければならないと思わされていた
- 毒親は外面がいい。まわりから気づかれにくい。助ける人もいなかった
ひとつずつくわしく見ていきたいと思います
小さい頃から受けてきた親からの暴力
本当なら、わが子をだれよりも守り慈しんでくれる親。
わたしはその親から長年、身体への暴力、暴言、無視など‥
守られるどころか、逆に命を脅かされ、不安を感じさせる行動を取られていました。
幼い子供が、力もサイズも圧倒的に大きな存在である親から暴力を振るわれ、命の危険を感じさせられるということは、
体への痛みだけではなく、心に大変重大な衝撃を受け、考え方は大きく歪みました
私は、この暴力的な人たち(毒親)に命を奪われる危険がある
しかも、でも、他に生きる場所はない。
ここで生きるためには、命を守るためには、
この人たちに従って生きなければならないんだ
これが、毒親から歪まされた考え方の、最も大きなものだと思いますね‥
私がここで生き延びるためには、この暴力的な人たち(毒親)に従わないといけない。
私は人生開始早々に、恐怖によってそうむりやり思いこまされてしまったんですね
そして幼い頃に刷り込まれた親への大きな恐怖というものは、たとえ大人になっても、理性で制御することが不可能なくらい、私の心に強烈に刻み込まれてしまいました。
学習的無力感、というのでしょうか。
サーカスの象状態ですね。
以前書いたブログにも引用をしたのですが、「くさりにつながれたゾウ」という絵本の印象的な一部を、こちらにも記していきたいとおもいます
サーカスでみた おおきなちからづよいゾウが、どうして、くさりにつながれたままでいるのか。
それは、杭につながれたまま、もう けっして自由になれないって、自分で決めつけてしまったからなのだと。
くさりにつながれたゾウ | ころりん ころらど より
どうせできっこない、そんな失敗した記憶をひきずって、自分の力を決して試そうとしなかったんだと。
くさりにつながれたゾウ | ころりん ころらど より
この象と、毒親育ちって、どこか哀しい共通点がありますね
毒親育ちは、幼い頃から、親から暴力や恐怖で脅されてくることで、思考はフリーズし、親のいいなりになるように、自動的に動いてしまうんです
もちろん、自分の感情や人生や‥そんなの後回し。
幼い子への虐待の悪影響、威力ってものすごいものだ、ということがわかりますね
「親孝行は子供の義務」と思い込まされていた
わが毒親は、その親である祖父母を盲信していました。
毒祖父母もまた、子供はいつまでも、自分のいいなりに動くのが当然とばかりに、わが毒親を酷使していました
毒一族あるある、毒の連鎖ですね。
その姿を目の前で長年見せられ続けていた私は、子はいつでも親に従わなくてはならない、何があっても親ファーストでなければならない、と思い込んでしまっていたんです。
かつて親がしていたように、自分のことやまわりのことよりもまず先に、親の要求を満たすために動かなければならない、と思い込んでいたんです
周りから親孝行教を押し付けられ、それに従うのが当然だと思い込まされてきたんです
サイコパス自己中猛毒父に隠れ、毒母の毒には気づくのが遅れた
毒母からは長年、精神的ないじめやいびりなどをさんっざん受けて来たにもかかわらず、それが母による子いじめだった、と認識しづらかったのは、
毒母による虐待行為は、一見わかりにく虐待だったからということがいえますし、
それよりも父親からの虐待が派手でわかりやすすぎて、母からの虐待が陰に隠れてしまったということがあると思います
毒父からの虐待行為とは‥
- 暴力
- 怒鳴り散らしたり暴言を吐く
- 家族を無視する
- 物を乱暴に投げつける
など、破壊行為として、とても分かりやすいものでした
それに比べたら、毒母からのいじめ行為は直接的なものではなかったんです
例えば、子との境界線をじわじわと侵食してきたり、母のためにエネルギーや時間を使わせたり‥
(毒母の毒の内容や、その出し方などのくわしいお話は、別の記事にまとめています↓)
毒母の毒の出し方は、巧妙だった。
そのため、毒母の毒に気づくのは、とっても遅れてしまったのですよね‥
毒母の毒に気づくのが遅れた理由はほかにもあるのですが、長くなってしまったため、次の記事でご紹介したいと思います
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