私には、少しでも体の不調があると「自分は大きな病気なんじゃないか」とものすごく心配し、不安になり、日常生活に支障が出るクラスのエネルギーを使ってしまう癖があります
本当に小さなころからです
実は今年は、いつもの通院の他にも、病院通いや検査などが思いがけず増えてしまい、
ここ数か月のあいだ、ずーっと病気や病院や検査結果待ちの間のいやーな感じなんかが続いていて…いま、やっと一山こえた状態なんです。疲れた‥
病院通いとその不安に取り巻かれていたここ数か月。ずっと考えていた、
- 私はなぜ、ここまで過度な病気不安が出てきてしまうのだろう?
- 病気不安に振り回されると、私はどうなってしまうのか?
- 振り回されないために、私ができる事は何か?
ということを、この記事では書いていきたいと思います
私はなぜ、ここまで過度な病気不安が出てきてしまうのだろう?
私は物心ついたころからずっと、極度の病気不安に支配されていました
なにか少しでも体調不良が見つかると、日常生活に支障が出るほどに心配してしまい、なにも手につかなくなってしまうレベルだったんです。
原因ははっきりしています。毒母です。
彼女もまたおかしいくらいの過度の病気不安を持ち、それを昔から、私にぶつけ続けていたんです
自分が病になると、なぜか私に向かって「お前も同じ病気になるからな!」という言葉をぶつけるようになったり(ほんと頭おかしいですよね‥)
おそらく毒家庭のストレスで、体調を崩しがちだった私が具合悪くなるたびに、「お前は体が弱い!病弱!」と罵られ続け、病院に通う労力やお金がかかることをものすごく嫌がられました
母からこのように長年病気不安をぶつけられたり、病気になると嫌がられ暴言を吐かれることで、「私は決して病気になってはいけない!」という強いメッセージとして、私の心身に強烈に組み込まれました
この毒母からの病気に関する呪いは、大人になってもなお、私を苦しめ続けました
たとえ成長しても、親から離れて心身が落ち着いた状態になっても‥
少しでも調子が悪いな、病気かな?という症状が見つかると、まるで脊髄反射のように、大きな不安や心配が体内を駆け巡り、支配するようになってしまうんです
トラウマとは、「身を守るための反応」
子供の頃に親から受ける強烈なネガティブ体験の影響って、ものすごいものだ‥と実感しています
恐ろしい体験の記憶が強烈に脳裏に残り、後になってもまるでフラッシュバックのように脳によみがえる作用というのは、
「もしも次に同じことがあったときに、生き延びるため、この恐ろしい体験を絶対に忘れてはならない!」という脳の働きなのだそうですね‥
精神科医ユーチューバーの樺沢紫苑氏はこちら↓の動画でそのようにメカニズムを説明してますが、
わたしの心療内科の主治医も、同様のことを言っていました
病気不安に振り回されると、私はどうなってしまうのか?
この数ヶ月間、持病の定期検診や、新たな病や治療、それに伴う通院など‥
私の持つ、病気不安や恐怖感を引き起こす行事が次々と発生していました
通院や検診って、その時だけに不安や心配が発生するのではなく、
- 行く前不安
- 行った時にエネルギー消耗
- 結果を知るまでの不安
があって、しかもそれがいくつも同時進行だと、もういつでも何重にも、不安や心配に取り巻かれた状態になるんですよね‥
病気不安に心を占められると、持っているエネルギーがまずごっそりと不安や心配にもっていかれます。
好きなことを楽しむ、なんて心の余裕は全くなくなってしまい、不安と心配のはざまで、疲れてふらふらになりながら、生活するのに必要な最低限のことだけを、をやっとのことで行うという状態になります…
病気不安に振り回されないために、私ができる事は何か?
でも実は、5年前10年前よりも、病気不安によるその被害はだいぶ抑えられてるんです。
かつてはもっとひどかったんですよ。
寝ずに一晩中病気についてのネット検索をし続けたり、不安が大きくて日常生活が送れなくなってしまったり、かといって眠ろうとすると不安で眠る事すらできなかったり‥
いまはここまでのレベルで、病気不安に振り回されることはほとんどなくなったんです。
どうして今の私は、昔よりも病気不安に振り回されるレベルが軽くなったのか?昔と今で何が違っているか?
その理由は何かというと、通院などがなくて、心身が比較的ゆったり過ごせるスケジュールのときには、なるべく心身に良い生活を、できる範囲で心がけ続けていることが、私にいい影響をもたらしてるんです
例えば早寝早起き、軽い運動をしてすっきりしたり、少しずつ体力をつけたり、食事の時には体にいい食材を摂る(肉魚卵や納豆などのたんぱく質、野菜や玄米など、栄養素がたっぷり含まれる食品)など‥
心身によさそうな行動を、できる範囲で少しでも行うようにしたんです
生活習慣をできるところからコツコツを整える、というのは一見とても地味なものですが、これを心掛けるようになってしばらくすると、いざ病気不安が発生した時に、かつてよりも、不安や心配が自分をとりまく負の圧がずっと減っていることに気づいたんです
まるで、生活習慣を整えたことによって整えられた心身が、病気不安から、盾や鎧のように私を守ってくれているような感じです
主治医にこの変化や経過を伝えたところ、あなたのこの考え方は間違っていない。とてもいい方法だよ、と言っていました。
トラウマレベルにしみついたネガティブな記憶自体をなくすことはできないけれど、
でも、生活習慣をコツコツと整え、心身を少しずつでも良い状態に持っていくことで、
脳の傷やそれから発生するネガティブからの悪影響は小さくできる。
私はこのことを、これまでの体験から実感しています
まとめ
幼い頃の、毒母によるネガティブな押し付け行為のおかげで、もはや40数年もの間、極度な病気不安に脅かされてきたのですが、残念ながらこの心の動きを100%自分から取り除くことは不可能だと感じています
だから、かつてのように飲み込まれることなく、うまく飼いならし、付き合わなければならない。
そのための方法の一つに、心身に良い生活習慣をコツコツと積み重ねることが効く、ということを、体験から発見したんです
かつてのように、過度の不安や心配に大きく飲み込まれることが防がれていることがわかるのですよね。
病気不安に大きく飲み込まれてきた過去と、生活習慣を整えることでその被害が小さく収まっている現在。比べると、その明らかな違いを実感できているんです
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