私が大人になるにつれ、毒家族の異常さが目につくようになったー毒親に溺愛された妹編ー

幼い頃から毒親家庭に生きていると（生きざるを得ないと）、悲しいかな、家族がおかしいのが普通のことなので、

ぐらいの認識しかできないんですよね

しかし。やがて自分が大人になり、これまで以上にたくさんの人と関わるようになると、自分の家族をより客観視できるようになってしまいます。そうすると‥

こんなふうに大きな違和感を感じる機会が増え始めました。

社会で出会った人たちと比べて、毒家族って思考の歪みや奇行があまりに多すぎるんですよ。

必死に目をつぶろうとしても、それを上書きするかのような奇行を繰り返してきますし‥

でも、幼い頃からの長年の洗脳というのは恐ろしいもので、当時の私は違和感を持つ一方で、彼らの巻き起こす奇行に対して深く考えることを停止し、奇行に対して自分ができる対応を粛々としていたものでした。搾取子あるあるですよね‥

こう考えると洗脳って恐ろしいですね。

おかしいものをおかしいとしっかり認識したり、そこから逃げなければ自分もやばくなる、という思考を自ら止めてしまう。

例え再び疑問が頭をもたげてきても、またそれを凌駕して、自動的に洗脳主（私の場合は毒親）に黙って従ってしまうのですから…

その後紆余曲折を経て、人生をかけて毒親から逃げた今だからこそ書ける、

自分が大人になって改めて「この家族変だ‥」と強く思うようになった頃の毒家族話をここに吐き出していきたいと思います

まずは前座（毒親から溺愛された妹）から。彼女が成長するにつれてエスカレートした奇行の数々をお見せいたします‥

私（搾取子）と妹（溺愛子）への、毒親のあまりの対応の違い

毒親というのは、子供が複数いると溺愛と搾取に分けるといいますが、わが毒親もまんまとそうでした。

例えば、私が少しでもふてくされたりすねたりすると、毒親はそんな私を張り飛ばしたり「生意気な態度をとるな！」などと怒鳴りつけたものですが、妹には対応が全然ちがったんです。

妹は両親に何かちょっとでも言われると、すぐにすねてプイッと横を向くんです。

そうすると‥毒親は「妹ちゃんすねたのー、あらー可愛いねぇ」と目尻を下げるんです。

あれ、同じことをした私のことは殴ったよね？

違和感やどうして？という疑問の思いが当然こみ上げるんですが、私はそれを必死で抑え押しつぶしてきました。

どうして抑えたのかというと、「幼い自分はここでしか生きられないから、毒親に歯向かったり歯向かう思いを持つのは自分を苦しめる行為だ」、ということがわかっていたからなのだと思います‥

少し何かを言われるとプイッとむくれる妹を、両親は諫めず、それどころかかわいいかわいいと溺愛し続けた結果、

妹はすねてむくれさえすれば、この世は自分のやりたい放題が許されると思いこみ、やがて自己中わがまま放題のモンスターに成長しました

目も当てられない溺愛妹の行状

あいつ（私）が受かった大学なんて目ぇつぶっても受かるし！→全落ち

妹の眉をひそめざるを得ないような、あまりにもな奇行が目につき始めたのは、私も妹も共に１０代の後半、私が社会に出ていくタイミングが近づくあたりからでした

彼女が高校生の時は

などと豪語しながら、バイトやデートや遊び三昧でした。

大学進学を希望していたようですが、はたから見て受験勉強に力を入れる様子なんてまったくありませんでした

‥どうやら私が大学受験を経験したのを見ていて、

と当然のように考えていたようです。

そんな舐め腐った態度で受けた大学はもちろん全落ち。受けられる学校を片っ端から引くほどの数受けたんですけど、やっぱり全落ち。

…私の大学受験のときはですね、毒親からは

こう言われ、結局志望校一校、すべりどめ一校しか受けさせてもらえなかったんですよね‥

この、受験校をめっちゃ絞られた自分とは大違いの私大受けまくり（そして落ちまくり）状態な妹を見ていて、心中にはいろんなものが吹き出しましたが‥

毒親洗脳状態だった当時の私は、やはりそれを言語化する前に押さえつけ、すりつぶして黙っていました。昔からおなじみとなってしまった毒親育ち・搾取子しぐさです

その後やっと補欠で滑り込んだ学校を、妹は「遠くて通学がだるい」という理由ですぐに退学しました

その後はバイトもせず受験もせずに暮らしていました。見かねた毒親が「予備校に通ったらどう？妹ちゃんなら予備校に一年いけばどこでも受かる！」とちやほやしたのですが、今更1年も勉強するのだるいから嫌、と即断ったようです

アタシは歌とダンスで生きる！凡人のお前（私）とは違う！→ただの無職遊び人だった

フリー（）になった妹が今度は何を言い出したかというと‥

などとほざきはじめ、具体的にどんな行動に出たかというと、夜遊びに励み始めました。

夕方になるとものすごい露出の服を着て繁華街に繰り出し、翌日の昼頃に帰ってきたり帰ってこなかったり。

日が高い時はひたすら部屋で寝ていました。

当時の妹は異常に痩せていたのも印象的でしたが、なんかもうこいつのことを考えるのも触れるのも疲れて嫌だったので、スルーしていました

こんなになった妹にも、毒両親は強く言えずに放置。そしてなぜか私に、妹の愚痴や文句を言ってきます。

当時大学生の私は、就活や大学の卒論、そして迎えた新社会人生活などの怒涛の忙しさで目が回る日々を過ごしていたのですが‥そんな状態の私に命令する内容か？

どうしてアンタたちが作り出した出来損ないの尻ぬぐいを平気で押し付けてくる？

‥いま考えても、身勝手な毒親、そしてどうしようもない妹に怒りがこみ上げます。本当に腹立たしい。

いまの私のマインドだったら、こんなバカなこと言われたらガチギレして奴らに何をしてるかわかりませんよ‥おまえら命拾いしたなぁおい‥

バカ（妹）に就職あっせん→すぐに逃亡され、顔をつぶされる

でも、妹のこんな状態がしばらく続いたので、さすがに毒親たちもやばいと思ったんでしょう。
…しかし奴ら毒親は相変わらず、妹へ正面から厳しいことを言うのを避けますし、その上自分にふりかかる面倒を嫌います。

どうしたかというと、やはり、私に始末を押し付るよう、より強く言い始めたんです

今度は

と私に命じました。

20代前半の当時の私は、引き続き自分の人生を構築するので精いっぱいだったのですが‥やつら毒親にはそんなの関係ない。

溺愛した責任があるやつが尻ぬぐいすべきなのに、いざ妹が面倒なモンスター化すると、その対応を搾取子である私に平気で押し付ける神経‥尋常じゃない。でもそれを真顔でやるのが毒親。

私は搾取子の名の通り、当時もやはり、自分は毒親に従わなければならないと言う強烈な思い込みがあったため、思考停止して、指示通りに自分がやれることをやりました。

そのうちの一つが、バカな妹への就職先あっせんです

大学に行ったり社会人になると、人脈も少しずつですが広がっていたんですよね

たまたま当時の知人が勤める会社で社員がひとり辞めるので、後から入る人を探してるということを聞きつけ、その知人に頼み込んで妹の面接をしてもらったんです。

おそらく色をつけてもらって、妹を採用してもらいました

しかし1ヵ月も経たず、バカ妹は辞職しました。

理由は「一緒に働いてる女性社員がいじわる。顔が怖い。私のことをいじめるから」だと‥

開いた口が塞がらなかった。

しかもそれだけではなく、母親もこのバカのいう事にのっかって、やめた職場の悪口をギャンギャンわめきました。

私の知人と私の顔を平気でつぶしておいて、わびる気持ちなど皆無。それどころかすべてはあの会社が悪い、あたしは被害者だとわめく妹。

それを諫めることもなく、それどころか妹と共に「妹ちゃんかわいそう！きっとこの子が若くてかわいいからいじめられたのよ！」と騒ぐ毒親。

顔をつぶされた私には謝罪の一言もなく、むしろ自分らは被害者だ！といわんばかりに二人は私に向かって文句をギャーギャー言いつのってきました

‥私は職場を紹介した知人に平謝りしました。バカとバカを作り出した毒親の後始末のために私だけが消耗し、泥をかぶる形になりました

自己中に自己正当化をかさねてわがままに生きているバカ

‥はぁ‥妹のゴミクズエピソードを思い出すにつけ、いまだにフレッシュに腹が立って怒りが吹き出しますわ‥

この文章をタイプしている今、呼吸が荒くなって、手には汗がにじんでいます‥

私未だにあいつに大きな怒りを感じてるんだなぁ‥

今やつ（バカ）はどういう生き方をしてるかと言うと、何度かブログやXにも書いているのですが、しばらく実家になんかよりつかず遊びまわっていたくせに、

父が死ぬと、突然実家・毒母にすり寄り始めたんです

母も誰かによりかからないと生きられない依存的な人間なので、亭主無き後はよりつく人間大歓迎の様子。長く共依存状態のようです

しかも妹は勉強や働くなどの普通の人がやっている義務からはひたすら逃げ回っているくせに、結婚とか出産とかそういうことはいっちょ前にやりたがり、似たような性質の男とくっついて、子供まで産みました。

やつらは当然生活力などないのですから、金づる=父の遺族年金やわずかな遺産をすべて相続した母親にますますびったりとくっついて暮らしているようです。

妹は子供を産んでからはなんか妙に偉そうになりました。「お前（私）と違って母に孫の顔を見せた親孝行なアタシ。子を産んでいろいろ知って、大人になったアタシ」というのがどうやら彼女の強固なアイデンティティとなったようです

こんなもっともらしいメッセージが来たときははらわたにえくりかえってどうにかなるんじゃないかって思いましたよ‥

おまえこれまでのことすっかり忘れたのか？鳥頭かおめでてぇな‥

しかも自活する気ゼロ（スキルもゼロ）だから親にくっついて親の金むしりとって寄生して生きてるくせに、それを「親孝行」「親に寄り添う」とかいう”きれいなことば”でまるまる隠せてると思ってんのか？

お前のきたなくて安直で自己中な魂胆は丸見えなんだよ！

‥こうして事実を正面から言ったとしても、奴はどうせ聞かないか、自分に都合のいいように変換してギャーギャー暴れるだけなのはわかってます。

その上母ものっかってふたりで「うちらは被害者！アンタ（私）はひどい！」と被害者ムーブして私に加害者や尻拭いをおしつけるのは目に見えています

もうこんなやつら相手するだけ無駄で疲れるだけなので無視、疎遠しかないんですよ‥

これ以上奴らの奇行を目にしたら、せっかく今落ち着いている心の病が悪化するのは目に見えてますからね

毒親に溺愛され、ろくでもない人間になった溺愛妹のエピソードをここまで書いてきましたが、

ろくでもない親にひたすら溺愛された人間と言うのは、自分が楽して生きるための悪知恵だけは異常に働くようになるんだと、妹の生きてきた痕跡をみていくととてもよくわかります。

あーほんと腹立つあいつ腹立つ。世界で1番心から嫌いだ本当に‥