子供の頃、毒親に放置どころか「放牧」されていました

dokuoya_kara_houti 毒親育ち

私は子供の頃、家の外に放置されてきました

外、といっても、よくありがちな家の近所だけじゃないんです

休日や長期休暇の度に、車で遠くに連れていかれて、ショッピングモールやレジャー施設に一日中放置されてたんです…

朝にリリース→夜に回収、ってかんじです。

もはや放置を通り越して放牧といってもいいかもしれません

放牧がない時も、家にいることを嫌がられ、「子供は外で遊ぶものだ!」と強制的に外に放り出されていました

このような扱いを受け続けた私は、自然とこんな考えを持つ人間に成長しました↓↓↓

悲しい…
悲しい…

私には、安心して過ごせる場所がない

どこにいればいいの…
どこにいればいいの…

私には、安心して帰れる家がない

幼い子供が持つには、悲しすぎる考えですよね…

この記事を読んでくれている、お子さんをお持ちの方へ…

お子さんが大きくなっても、仲良くしたいと思うのならば…私がされたようなことを、決して子供にしてはいけません

子供がいくら邪魔だからと言って、一人で遠方に一日中放牧なんてもってのほかですよ!

(まあ、そんなことする人、滅多にいないと思いますが…)

子供は親と一緒にいたいものです

しかし、子供のその気持ちを無視して、いつも子供を遠ざけ続けると、大人になったら、子供に大きく距離を取られますよ。他人以上に距離感がある関係になってしまいます

私のように!

この記事では、私が親から受けてきた放置・放牧エピソードの数々と、現在の親に対する冷え切った気持ちについてを記していきたいと思います

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幼い頃の放牧エピソード

Free-PhotosによるPixabayからの画像

お前は一人で一日ここで遊んでろ!(なお当時4歳)

「私はどうやら、親に放置・放牧されてるな」ということを自覚したのは、およそ4歳ごろのことです

家族でショッピングセンターに行くと、いつも私一人をキッズルームに置き去りにされてたんです

妹は違いました。妹はずっと父母に交互に抱っこされて、3人で楽しくショッピングをしていました…

妹は見た目がいい子供だったので、見た目のいい妹だけを連れて、幸せファミリーショッピングしたかったのでしょうか?

そこは確認していないのでわかりませんが、確認したとして、毒親への怒りがますます噴き出して、思い出し怒りでエネルギーが無駄になるだけなので、もうあえて聞かないことにします…

もしそうなら、昔から妹ばかりを溺愛していた両親がやりそうなことだわ…と、ますます親に対しての気持ちが覚めますね

4歳で知らないところにひとりぼっち。

楽しい遊具がたくさんあるキッズルームとはいえ、あまりにも長く一人で置かれていると、私は、心細くて泣いてしまいました。

わたしだけ、なんでずっと一人なの?

4歳ですよ?4歳が一人で、知らない人の中に長時間放置される。それは心細いに決まってますよね…

ある日、一人で泣き続ける私を店員さんに見つけてもらえた時がありました

店員さんは涙をやさしくふいてくれて、両親を店内呼び出しをしてくれたんです

「迷子のお呼び出しをします。〇〇市からきた、4歳のティーコちゃんのお父様お母さま、ティーコちゃんがお待ちです。◆◆へお越しください」

店内にアナウンスが響き渡りました

店内放送後まもなく、私のもとに来た両親は、鬼の形相でした

すぐにわたしを怒鳴りつけました

烈火のごとく怒る!
烈火のごとく怒る!

お前がキッズルームで遊びたいって言ったんだろうが!

黙って一人で遊んでろガキが!<br>
黙って一人で遊んでろガキが!

呼び出しなんてするんじゃねえ!俺たちに恥かかせるんじゃねえ!

遊びたい!といっても、まわりの幼いキッズたちは、普通は親が付き添ったり見守っている状態でキッズルームにいるわけですね。

この親共は、4歳の私を長時間、ひとりで放置するのが当たり前で、

呼び出しという手をつかって俺たちに恥ずかしい目に遭わせたお前は悪い子だ、というのです

  • 1人は寂しい、お父さんお母さんと一緒にいたい、と泣いたことを否定されて
  • お前は黙って一人でいろ!と怒られて

私は妹と違って、親と一緒にいることは許されないのだ、そんな強烈な記憶が残りました

受け入れてくれる場所を転々とするようになる

Free-PhotosによるPixabayからの画像

学校が早く終わった放課後、私が家でのんびり過ごしていると、親はいつも

目障りだから出ていけ!
目障りだから出ていけ!

この暇人!子供は外にいってこい!

と強制的に家から出されていました

私は室内で絵をかいたり、本を読んだりするのが好きだったため、これは正直つらいものがありましたね

でも…親には体力的にも立場的にも反発することはできません。

私は親の指示に従い、いつも黙って家を出ました

外に出された私は、いることを許される場所をいつも探していました

でも、同じ友達の家にいつも遊びに行くと、その家のお父さんお母さんはだんだん嫌な顔をするようになるんです(当たり前ですよね…)

時には「もう来ないで」と言われたり、こちらから顔色を察して「あ、私はもう、このお家にはこれ以上いてはだめだな」ということを悟り、また1人で外に放り出される状態となります

学校の校庭や児童館、様々な町の公園や森などを巡って、帰宅が許される夕食までの間、私がいられる場所を探して回っていた覚えがあります

このように、家にいることを親に嫌がられ、強制的に外に出されていたため、

友達の家や施設を転々としながら、居場所を求めて放浪の日々を過ごしていた子供時代でした

長い間一人で放置されても平気になる

放牧先に連れられるときは、こんな笑顔じゃなくて「うつむいて嫌々連行される」って感じでしたね…

家の外に放置されるだけではなく、遠い場所につれられて、ひとり一日放牧もされました

私の親は、長期休みや休日などに、一日中家にいる子供の私が目障りだったのだと思います

どうするかというと、休日の朝、遠いレジャー施設やショッピングモールに車で連れて行かれるんです

そして私だけ降ろされて、「夕方になったら迎えに来るから」と、親だけ車で帰宅していきました

遠方への放牧です

これって今子供にやると、親は罪に問われるんじゃないですか…?昔はクソ親に寛容な時代だったのですね

広くて誰も知り合いのない場所に、一日という長い時間放牧される。

普通ならばこの長い時間、どう過ごすのか?途方に暮れると思います

しかし、私は放置・放牧歴が長い子供です。一人で野放しにされるキャリアが確実に積まれていました

「さあ、今日も放置された。」

「この有り余る時間を、私はどこで、何をして過ごそうか?」

私はこんなふうに、いつものように一人で放牧されたこの時、どこで何をするか?というスケジュールを考えて実行するようになりました

今もこの時の修養?が役に立っているのかわかりませんが、私には、暇」という概念がありません

何も用事がない時間は、何をして過ごそうかな?とあれこれ考えて、いろんなことを実行に移して過ごすのが苦ではありません。

これは放牧のおかげといえるでしょうか。「おかげ」ってあんまり言いたくないなぁ…さしずめ怪我の功名でしょうか

時には小さな子達を引率しながら放牧されていた

また、一人で放牧されるだけでなく、妹や、年下の親せきの子供たちと共に放牧されることも少なくありませんでした

彼らを引率しつつ、飽きさせないように工夫しながら長い時間をひたすら過ごしていましたね…

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放牧されてきた子供は、どんな人間に成長したか?

私には、安心して過ごせる場所なんてない

私は現在、結婚して夫と二人暮らしをしているので、定期的に「家を出ろ!」と言われることなどほぼないのですが、

私はここにいてはいけないのではないだろうか?

という不安な気持ちは、未だにわいてくるんです…

いつ「出ていけ」と言われてもいいように、常に利き足に力が入っていて、右足首はゴリゴリに凝っています

幼い頃の強烈な経験が長期間続くと、強烈にしみついた考えと身体への影響が、たとえアラフォーといういい年齢になっても、不安の元凶(クソ親)から離れてたとしても、体にべったりと残ってしまうのですね

私には、安心して帰れる実家がない

幼い頃からの放牧という親の仕打ちを受け続けたことで、私には、ゆっくり体も心も落ち着けて過ごせる家はないと言うことを幼いながらに悟りました

今住んでいる家は、親の持ちものであり、親がうるさい子供を排除してゆっくり過ごす場所なんだ。

だから、うるさくて目障りな子供(私)がいてはいけない場所なんだ。

そんな気持ちになるのは必然でした

いまさら「遊びにきて!会いにきて!」と吠える毒親。は?

現在、年老いた親は、今になって「遊びにいらっしゃい」「どうしてあなたは、みんなみたいに帰省しないの?」などとしらじらしく声をかけてきます

は?あんたがそう仕向けたんでしょうが…

幼い頃から私が家にいることを嫌がり、出かけても一緒にいることを嫌がり…

幼い私をキッズルームに置いてけぼりにしたり、遠くの施設へ放牧してまで、私を遠ざけていたくせに。

今さら寂しい、実家に帰ってらっしゃいなど、一体どの口がいうのでしょうか?

このように、子供の頃から親に邪魔にされてきた子供というのは、家に寄り付かなくなります。

実家に帰りたい、なんて思わなくなります。

幼い頃を過ごした場所に対しては、多少のなつかしさこそ感じますが、安心して帰れる場所という気持ちはありませんね…悲しいことです

この経験から言えることは、幼い子供を邪魔にすると、子供が大きくなってからは、逆に子供から邪魔にされます。実家にもまったく寄り付かない子供になるということです

我が親は、しょっちゅう実家に遊びに来た子や孫と、楽しそうに触れ合うご近所さんがうらやましくてしょうがないらしいですが、私は、もうそんな楽しい時間を親と過ごそうなんて気持ちには一ミリもありません

末永く仲良い親子関係を築きたいとお考えの親御さんたちへ。

どんなに子供がうるさくても邪魔でも、だからと言って定期的に子供を遠方に放牧することはおすすめしません!放置子どころか放牧子だった私からの提言?でした

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