妊娠出産した友達が、びっくりするくらい性格が変わってしまった!
そんな経験はありませんか?
私は何度かあるんです…
彼女たちの大きな変化にびっくりしただけでなく、変化した友人に振り回されて、くたくたになってしまったこともあります。何年たった今でも、未だに忘れられません
お付き合いが辛いな…と思わされるほどに性格が大きく変わってしまった友人とは、無理にでも関係を続けた方がいいのでしょうか?
結論から言うと、自分が大きな無理をしてまで、友人関係を続けることはないと思います
友人関係って、自分も友人も、お互いが気持ちよく付き合えることが大切だと思うんですよね
この記事では、私が実際に出会った妊娠出産で大きな変化をした女性たちとの体験談を織り交ぜつつ、友人関係が続くパターン、残念ながら続かないパターンなどを記していきたいと思います
妊娠出産は、女性にとってとても大きな変化であり、大きな出来事です
妊娠出産というのは、女性にとって人生の一大事、とてつもない大仕事です
自分の体に新しい命を宿し、十月十日という長い期間育てて生み出す。
そして一人の人間を一から育てる長い道のり。考えるだけでも途方もなく大きな出来事です
最近の学説によると、妊娠によって脳の構造が変わることがわかったのだそうです
出産を果たす女性というのは、おなかの大きさなど目に見える部分だけでなく、脳にまで変化が訪れるというのです!驚きですよね
妊娠出産で変わった人その1・内気から陽気へと劇的な変化
私が「妊娠出産って、人をここまで変えるんだ…」と驚きと共に、そのことにはじめて気づいたのは、近所に住むお姉さんの変化を目の当たりにしてからでした
子供の頃、近所にとてもおとなしい性格のお姉さんが住んでいました。
お姉さんとは近所だけども一度もしゃべったことは一度もありません。
しゃべるどころか、おねえさんはいつも家族の陰に隠れたり、道路で出会っても、下を向いて走り去ってしまうくらいに内気な性格でした
そのお姉さんが結婚し、出産して里帰りの時に、ばったり道路で出会ったんです
そうすると…おねえさんはニコニコ顔で「あ!ティーコちゃん!やっほぉー(^O^)」と私に向かって元気に声をかけてきました
今までの内気なお姉さんしか知らなかった私は、この変化にとても驚きました…
お姉さんの中身が、全然違う人になっている!
えっ、やっほぉー(^O^)て…距離感近い!
今までのはてしなく遠かった距離感どこ行ったの…
驚いていろんな感情が駆け巡りました
彼女が私にとって、妊娠出産は、女性を大きく変えるんだ、ということを考えさせられるスタートでした
ちなみに、内気から陽気へと、劇的なキャラクターチェンジを果たした女性には、この後また一人出会いましたので、この近所のお姉さんだけの特殊な変化ではないようです
妊娠出産で変わった人その2・上から説教、くるくる変わる感情で振り回す
2人目は、私が20代の頃、趣味の場で出会った同世代の友人です
彼女とは楽しくおしゃべりしたり、ときどき食事を楽しむような友人関係だったのですが、彼女が結婚し、妊娠した後、性格や言うことが劇的に変化したんです
雑談をしたり気楽なお付き合いのできる友達だったのですが、会うたびに私の人生をダメ出し&アドバイスをしてくるようになりました…
アドバイスの内容はというと、妊娠とはどんなにすばらしいことか、ということを伝えることが多かったです
そしていつも、なんであなたは早く結婚・妊娠しないの?あなたも早く妊娠すべき!、という結論になります…
あなたもいい年なんだから、早く結婚して早く子供産みな?幸せだよ~
そもそも、なんでいつまでも結婚しないの?
こんな風に、妊娠後の彼女からは、会うたびに「結婚や妊娠のタイミング」という、私への、たいへんプライベートな領域へのアドバイスがさく裂するようになったのです…
出産後も「変わったまま」
そんな彼女の出産後は、ほぼ毎日子供日記&子供写真をメールで送られるようになりました。
以前はそこまでメッセージや写真をやり取りするようなことはなかったのですが…
出産は人を筆まめやカメラマンに変えるのでしょうか
余談ですが、私はこの時期、「かわいいね」という言葉を一生分言った気がするんです
子供写真が送られてくるたびに、「かわいいね」というコメントを必ずつけていたからです
でもやがて、いつも大量に送られてくる写真やほっこりエピソードに、ひたすら「かわいいね」と答えることに、だんだん疲れてきてしまいました
かわいいを言いすぎて、もはやかわいいのゲシュタルト崩壊が私の脳内に起こっていた気がします
かわいいのカツアゲ
これはとっても余談なのですが、数年前、南海キャンディーズの山里さんが、アイドルに対して「”かわいい”(という言葉)のカツアゲ」というコメントをしていたのを耳にしたとき。
ふと「かわいいの連発状態」だった、当時のことを思い出してしまいました
赤ちゃんや写真を見せられたら、即座にかわいい!と脊髄反射のように返す!
まるで卓球の試合みたい…なんておもいました
ママになった友人からは、赤ちゃん写真、かわいい赤ちゃんエピソードという球がどんどん飛んできます
そのたびに私は、「かわいい!」「かわいい!」とひたすら打ち返す!
決して外には出しませんでしたが、当時はそんな強迫観念じみた思いが、心の中にほんのりとあったように思います
会いに来て!会いたくない!・・・どっち?
出産後の彼女からは「赤ちゃんに会いに来て!遊びに来て!」と頻繁に催促をされるようになりました
彼女の家は、当時私が住んでいた場所からは、交通機関を乗り継いで数時間…
当時の私は、ブラック企業で働いていて、連日早朝から深夜までの勤務。
休日は寝ないと体力が持たないので、なかなか遊びに行くことはかないませんでした
しかし。ある日、彼女から「あなたがいつまでたっても会いに来ないせいで、私、心が病んだ!」というおそろしい連絡が来たんです
あれ、彼女って、ここまでして自分の欲求を強く人に押し付ける人だったっけ…?
その戸惑いと、あなたのせいで病んだと言われたショックで、私は自分のことはひとまず置いて、あわてて彼女の家に向かいました
その日は赤ちゃんを囲んで楽しい時を過ごしたのですが、
帰り際に衝撃の一言を言い渡されました…
「私、本当は、慣れない育児で人を招くような余裕なんてないんだよね」
「今日だって本当は、誰にも会わないでずっと寝てたかった」
帰りの電車の中で、車窓からのきれいな夕焼けを見ながら、混乱する心は収まりませんでした
そしてそれから数日たつと、彼女からは何事もなかったかのように、
「こないだは楽しかったー!また赤ちゃんに会いに来てね!いつ来れるー?」
ガラッとテンションが変わったメッセージが届くんです
当時は正直、彼女のこのジェットコースターのような感情の変化にはとっても戸惑いました
今考えると恐らく、出産前後のホルモンバランスなどの関係で、彼女の内面にはたくさんの変化が起きていたと思うんです
でも、当時の私にだって毎日の生活がありました。
それに、私は彼女とはただの友人です。
彼女に言いなりになったり、つきっきりで長い時間一緒にいたり、一方的に愚痴やわがままを受け止め、ケアするような関係性じゃないはずなのに…
出産後の彼女からは、このように様々な感情を直接ぶつけられたり、精神的ケアをたくさん求められるようになってしまったため、以前のように楽しく付き合うことは難しくなってしまいました
妊娠出産で変わった人その3・不妊から妊娠、ガラッとかわった言動の数々
3人目の登場人物は、私が結婚後、なかなか妊娠できなかったときに出会った友人のエピソードです。
彼女も不妊で悩んでいたため、同じ悩みを打ち明けあっていました
結果として、友人は不妊からめでたく妊娠に至りました。
しかしながら、この彼女の妊娠前と後の言動があまりに別人すぎて、正直心がついていきませんでした
彼女の妊娠前・妊娠後の言動の変化を、吹き出し漫画で描いていきたいと思います
ーエコー写真編ー
エコー写真とかキモイ。見せてくる人なんなの?
いまのエコーってすごいんだよ!みてみて!
(→リアルな写真のような胎児エコーを持ち歩き、みんなに見せて回っていました)
ーマタニティマーク編ー
私マタニティマークって大嫌い!!バッグにつけてさ、自慢に見えて気分が悪いよね!
妊娠が判明後すぐに、いままで見たことのないような大きさのビッグマタニティマークをバッグにつけていました!
ーSNS編ー
SNSが子供のことしか載せない人って、「自分がない人」みたいで私は嫌い!
出産後の彼女のSNSは、メッセージ内容はもちろん、壁紙からアイコンまで、すべて子供の写真や子供話に変わっていました!
彼女の妊娠前と妊娠後の変わりっぷり。おわかりいただけましたでしょうか…
当時の私は本当にびっくりして、つい「不妊 妊娠 人が変わる」などのワードでネット検索をしてみたほどでした
検索の結果として得られた情報は、不妊を体験するなど、辛い思いをした後に、妊娠という幸せを手に入れた人の中には、彼女のように以前とは全く違う考え方に切り替わる女性はどうやら一定数いるみたいです
例えば、このような体験談がありました
そのままお付き合いできるひと、出来ない人
ここまで、私が出会った数人のお話をあげましたが、彼女たちの変化やその後を見てきた結果、「妊娠出産を経て変化があった人とは、その後どうなるか?」
主な3パターンをまとめてみたいと思います
- 少し時間が経てば、元の楽しい友人関係に戻ることが出来る人
- 大きく変わってしまったままで、残念ながらお互い楽しく付き合うことが困難な人
- 十数年後という長い年月を超えれば、老後にいい友人関係になれるかも?(まだ未体験ですが、そんな話をネットで目にしました)
友人関係でいられるタイプ
妊娠出産を経ても、お付き合いが出来る人というのは、お互いが不快な気分にならない領域で関わりを持てる人だと思います
例えば上で挙げたその1の陽気になったお姉さんのようなケースだと、性格がガラッと変わったことへの多少のとまどいこそあるでしょうが、お互いが楽しくお付き合いできるのならば、結果オーライ、今後も関わりを持てるのではないでしょうか?
友人関係の継続が難しいタイプ
しかし、例その2で挙げたような、豹変と言っていいレベルに変わってしまった人…
しかも、変わり方が
- まるで妊娠出産をしていない人(私)が悪者であるかのように、会うたびに責めてくる
- こちらの事情も考えることなく、会いに来い、会いたくなかった、などと人を振り回す
このように、お付き合いすることで不快な気分になってしまうようなタイプとは、以前のような付き合いをすることは難しいです。
また、例その3で紹介したようなタイプは、あまりの豹変の仕方についていけなくて、会うたびに戸惑いや混乱が生じるようになることもあります
会った時や話したときに「?」が浮かぶことが多くなった時、そしてなんだか疲れてしまうようになったとき。それは自分が無理をしているサインです。
そんなサインを感じたら、ちょっと友人とのお付き合いを考えてみたり、時間や距離を置いてみるのも一案だと思います
友人関係というのは、どんな人とも、お互いが快適な距離感で付き合うものです
一方のわがままや持論で振り回されたり、自分の生き方をいつも否定されたり、自分ばかりが、相手の言動に無理や我慢をしなければならない関係性なんて、そんなの辛すぎます
貴重なエネルギーや時間がもったいないです!
どうしたらいいかわからない→しばらく距離を置いて様子を見る
どうしてもその人との縁を切りたくない。でも、会うのは辛い…
そんな時は、友人の出産後、数年の間くらいは、今までよりは少し会う間隔、SNSでやり取りをする回数などを減らして様子を見るのもありだと思います
これまで即レス状態だったSNSを、ゆっくり自分のペースでいいねボタンを押すだけにしてみたり、返事は5回に1回くらいに変えてみたり…
会う回数は、現在はコロナ禍ですので、「あなたと赤ちゃんのために、しばらく会うのは遠慮するね」という理由は、友人と赤ちゃんを守るためにもなりますよね
ネットの体験談を見ると、妊娠出産の後、しばらく経ってから友人関係が復活したという経験談もちらほら見かけます。これは良いニュースですね!
もっともっと時間が経って、お互いが年を取った老後、若い頃からの友人とはおしゃべりや旅行などを楽しめるいい関係になりました、なんていうパターンもあるようです
まとめ
女性の一大事である妊娠出産。体や脳にも大きな変化が訪れます。それに伴って、生き方や考え方にも大きな変化が起きることがあります
それは当然であると言えます
大変化はあったけど、やがて落ち着いて、元の友人関係を取り戻すことができる人。
変化したままで、お付き合いが難しくなってしまう人。
いろいろいると思います
そもそも、人は年月と共に考え方や生き方がくるくると変化するものです
人生の様々なタイミングで生き方や考え方が変わること。仲良く付き合う人が変わること。これまでの付き合いが難しくなること。そして、何年も経ってまた仲良くなること…すべて、ごく普通の出来事だと思います
これからまた仲良くなるかもしれないし、もうこのまま離れてしまうかもしれない。
この人との関係は、これからどうなるかな?
その答えは誰にもわかりません。
大切なのは、この人とは、今現在、自分の心が無理することなく、快適な状態でお付き合いできてるかな?ということを心に聞きながら、人との関わりを決めていくことだと思います
どちらかに負担のかかる人間関係とは距離を置き、友人とはお互いが穏やかに関われるような関係性でいたいですよね
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