コロナ禍…大きな心配や不安から離れるためのヒント3つ

新型コロナウイルス

現在(2021年1月)、

新型コロナウイルスの感染拡大は続いています

暗いニュースを目にするたびに
「驚き、不安、恐怖」というネガティブな感情が、自然と心を占めてしまいますね

いつまでも収まらないコロナ禍の状況で、

「コロナが怖くて、毎日のニュースで、不安や心配で心がいっぱいになってしまう」

「でも、不安や心配にとらわれることなく、毎日を過ごしたい

このループに苦しむ方も少なくないとおもいます

この「不安や心配に自分を支配されずに
生きていくにはどうしたらいいか?」というのは、

コロナ禍の今に限らず、誰もが持ったことのある悩みでもありますね


古今東西、いろんな人が
「不安や心配にとらわれずに心を落ち着かせる方法」を模索しています

私は、枡野敏明氏、樺沢紫苑氏、そして知人から聞いた話から
「不安や心配にとらわれない方法」のエッセンスを見つけ出し、
このコロナ禍でも、心の安定を保つ方法を探りました

3人の話す内容から、
「不安や心配にとらわれない方法」をまとめると

  • 心配事の9割は起こらない
  • 自分のコントロールできないことをいくら心配してもしょうがない。
    自分がコントロールできることだけに集中する
  • ピンチの時は、もがくとますます沈む。
    体の力を抜いて流れに任せると、体は自然と浮いてくる

この言葉の一覧を目にするだけでも、なんとなく、心がほっとしませんか?

不安や心配から脱するヒントが、ギュッと凝縮されているからだと思います

この3つの言葉を、より詳しく記していきます

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心配事の9割は起こらない

この言葉は、枡野敏明さんという方の著書のタイトルです

枡野さんは、曹洞宗の僧、大学教授、庭園デザイナーという様々な分野で活躍されています

枡野さん曰く、
「心配事のほとんどは、ただの取り越し苦労にすぎない」
のだそうです

そんな「ただの取り越し苦労」
=実際に起こらないこと、
それに心がとらわれている間に、


目の前にチャンスが巡ってきても、
気づけず通り過ぎてしまっているかもしれません

しなくてもいい心配によって、
自分にとっての貴重な時間やチャンスが奪われるというのは、
本当にもったいないことですよね

実は、私はかつて、病気不安がとても強く
いつも不安や心配で頭がいっぱいになってしまい
なにも手につかない状態に陥りがちでした


しかし、ある日
「私が心配していることが、本当に起きる確率はどのくらいだろう?」
そう疑問に思ったんです


そして、
これまでに自分の中に起こった不安や心配をすべて紙に書きだし、


それらが本当に起きたかどうかを検証
したことがあります

詳しくは記事にまとめたので
そちらをご覧ください

その結果、どうだったと思いますか?

不安や心配は、
そのほとんどが実際には起こっていませんでした


まさに9割、いやそれ以上が、
ただの取り越し苦労だったんです


あー、時間とエネルギーたくさん損した!

不安や心配で身動きがとれなくなってしまう時、

  • 「これは、自分の大事な時間とエネルギーを、大量に消費してまで心配することかな?」
  • 「私が心配したことで、現実は良い方に変わるのかな?」

一度立ち止まってそう考えてみて、
もし自分がどんなに心配しても、現実は変わらないのなら、

  • 思い切って考えることをやめて、その情報から身を離す
  • 不安や心配に使っていたエネルギーを、自分のやれることや、今頑張ることに力を注ぐ

こんな姿勢が大切だということです

自分では変えられないことがある一方で、
確実に変えられることがあります


それは、自分自身の、現在の考え方や行動です
そして、そのがんばりや行動によって、自分の未来を変えることができます

自分がどうあがいても変えられないことを
あれこれ考えるのは、はっきり言って貴重な時間とエネルギーの無駄です


自分が変えられることができることに、
フォーカスをあてていきましょう!

自分のコントロールできないことをいくら心配してもしょうがない


樺沢紫苑先生はベストセラー作家であり、精神科医YouTuberです

精神科医という立場から、現代を生きる人のメンタルのありかたや、ストレスへの対応方法など

大変わかりやすく書かれてある数々の本を出版されています

樺沢先生の、先日のYouTubeライブ放送で、
大変印象に残った言葉がありました

「健康に気をつければ絶対に健康でいられますか?」
というリスナーさんからの質問に対して


「自分の努力によって、健康でいられることもあるし、そうではない場合もある」


先生はそう言っていたのです

「食事や運動などの良い習慣を続けることで、心身の健康を作ることはできる」

その一方で、

「健康に気をつけたり、自分がどう頑張っても防げない病は残念ながら存在する


例えばガンは遺伝子のエラーだから、なる時にはなってしまう」


しかし、ここでいくらガンの心配をしても、
「遺伝子のエラー」なんて自分では到底コントロールできないから、
心配してもしょうがない

新型コロナウイルスも同じことが言える。

感染爆発をいくら心配しても、現実はなにも変わらない


いくら心配しても自分のコントロールできないことは考えず、
自分がコントロールできることだけに集中するだけです


そうおっしゃっていました

先にご紹介した、
枡野氏の言葉の内容とほぼ同じことを言っていますね

樺沢先生の発言からは、二つの大切なことが見えてきます

まずは
自分の努力によって避けられる災いは、徹底的に避ける


たとえば、コロナに感染しないためには、
手洗いうがい・三密を避ける・マスク着用などの行動ですね

今現在、一体何をどう気を付けたらいいか?は
厚生労働省のホームページで情報を確認することが出来ます

正しい知識を持ち、コロナを避ける行動を取る。


これらを日常化することによって、
コロナ感染から
身を守れる確率はぐんと高まります

そしてもう一つは、
枡野氏が言っていたこととまったく同じ内容です


いくら心配しても変わらないことを心配し続けて、
エネルギーと時間を消費するのはもったいない


今現在、自分ができる範囲の努力をするしかない

自分がやれることだけをやる。
あとは、考えてもどうしようもないことは、考えない!

二人の専門家が同じ内容を言っているということは、
この考え方は、どれほど大切なものかがわかりますね

ピンチの時は、もがかずに、体の力を抜いて流れに任せる

3つめの言葉は、昔、
私の知人が語っていたとても印象に残っているエピソードです

彼は小さい頃、川で泳いで遊んでいた時、
突然深い所に足を取られ転んでしまい、溺れてしまったそうです

そこは運悪く流れの速い川で、
あっという間に遠くの方まで流されてしまったそうです

彼はびっくりして混乱し、
何とか立ち上がろうと一生懸命もがきましたが、


体はますます沈んでいき、顔を水面に出すことすらできません

しかしその瞬間、
お父さんから言われていたある一言を思い出したそうです

「溺れた時は、
体の力を抜いて流れに身を任せなさい」


「そうすると体は自然と浮いてくるよ」

彼はとっさにそれを実行しました
必死でもがくことをやめて、体の力を抜き、
川の流れに身をそのまま任せる

そうすると…
今まで沈み続けていた体はふわっと浮き始め、頭が自然に水面に出たそうです

そのまま体を起こして足を川底につけて立ち、彼は無事川から生還することができました

この話からわかることは、
苦しいときや辛いとき、
「早くここから抜け出したい!」ともがいたとしても、

もしそれが間違った方法だったならば、
ただエネルギーを消耗するだけで、

苦しい場所からは決して抜け出すことはできないということです


もしも自分が、どうしようもないピンチにいて、そこからなかなか自力で抜け出ることが出来ない場合。

思い切ってもがくのをやめ、
体の力を抜いて流れに任せる


そうすると、ピンチから抜け出ることができる最短距離になりうる、

ということですね

ここまで、3人の方から聞いた話から見つけ出した

「不安や心配にとらわれない方法」
をご紹介しました

ここでもう一度、
「不安や心配にとらわれない方法」
その一覧を見てみましょう

  • 心配事の9割は起こらない
  • 自分のコントロールできないことをいくら心配してもしょうがない。
    自分がコントロールできることだけに集中する
  • ピンチの時は、もがくとますます沈む。体の力を抜いて流れに任せると、体は自然と浮いてくる

コロナ禍の終息がみえず、
大きな不安や心配が心を支配し、
そわそわして落ち着かず、なにも手につかない

そんなとき、これらの言葉を心に置くことで、過度の不安はしずまり、

「自分ががんばる事」のためにエネルギーを使えるように、すこし気持ちを切り替えられると思います


先の見えないコロナ禍を生きる日々。
すこしでも不安が消えて、日々前向きに生きるための考え方のヒントになればうれしいです

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