毒親は子に生活習慣などの「生きるためのスキル」をろくに与えず、子に苦労を強いる

毒親育ち

前回のブログでは、毒親は子の大切なものを簡単に奪って失わせる、その悪影響は計り知れない、ってことを書いたんですけども、

毒親は、子の大切なものを平気で奪う。それは二度と手に入れることができない
毒親は、子の好きなものややりたいことを安易に奪い、禁止します。「あなたのため」なんてきれいな理由を言いますが、ただのいじめだったりめんどくさいからとりあえず禁止しとこうとか、子が楽しむ姿がむかつくとか、そういうしょうもない理由しか浮かんでこないのですよね

それだけではなく、毒親ってあろうことか、子供が今後生きるのに必要な家事や清潔を保つことなどの、1人の人間として生きるために大切な、基本的スキルや習慣さえも子にろくに与えません

しかも、できない子供のことを、毒親本人がバカにしたりなじるんですよ?

「あんたなんでこんなことできないの?」「あんた汚いわね(笑)」ってお前さぁ…

親が教えないで誰が教えてくれるって言うんだよ?

生活習慣って息吸ってれば自然に身に付くとでも思ってるの?

そんなこともわからないで子供産んだの?

ほんと理解できない‥

毒親育ちは、家庭でろくな生活スキルを与えられずに社会に放り出され、いつまでも「これでいいの?正解がわからない」と戸惑いが続き、余計な苦労を強いられます

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「毒親が教えないせい」でできないのに、非難されるのは子供、という理不尽

生活スキルとは、たとえば片づけや料理、そして、身だしなみなどの清潔を保つ習慣も含まれます。

毒親はいじめのように、子供にそれらを教えません

子は片づけとか料理とか、生活の基礎もいつまでも身につかず、そして髪や服を清潔に保つ習慣などをろくに教えず、もちろんケアもしないし、仕方も教えない。

その割に、自分だけは高級化粧品を使ってたりするんですよね

そうすると‥周りの友達に「不潔!きたない」「どうしてこんなこともできないの?」とひそひそ言われたり避けられるのは、そうさせている毒親ではなくて、被害者である子供なんです。

親にろくに教われなかった、ケアされなかったからなのに、毒親育ちの子は、そのことを親にバカにされ、その上外に出ると、周りの人たちには子供が非難される‥

被害者(子供)が一方的に被害にあい続けるって理不尽すぎません?

汚い髪、汚い服(もちろんおしゃれなんてありえない)でいると、女の子は特に辛い思いをします

髪や服が不潔だと、女の子たちの仲間に入れてもらうことも難しくなるんです‥

汚くておしゃれじゃなくて、仲間外れにされる自分‥。

自尊心は地の底で、自己否定が激しくなります

全ては毒親のせいなのに…毒親の仕打ちによって、毒親育ちの被る被害があまりにも甚大すぎます

一から基礎を身につける苦闘を強いられる

身に付ける機会をもてなかった生活習慣や清潔を保つなどの生きる基本は、一人でいちから学んでいかなければなりません

私は、親からろくになにも教われなかった、生きる基本が身についていないという事実は、成長と共に、この身にどんどんと重くのしかかりました。

大人になると、これらを得るための苦闘と共に、仕事などの社会生活を待ったなしに送らなければならない。二重の苦闘が重なります

なんと言うハンデでしょうか‥もう疲れてくったくたでした

子供の頃はまだなんとかいろあろごまかせても、大人になって、社会に出ると自分の身だしなみやその他身の回りを整えると言う事は、もう当然のこと、必須項目として要求されるんですよね

毒親から生きる基礎を教えられる義務を放棄されてきたため、できないことだらけだというのに、社会に出ると、社会のマナーに反していると言われ笑われあきれられてしまうのは、その原因である毒親ではなくこの自分だという理不尽がまたここでも付きまといます

「親から基礎を与えられてきた人」の余裕よ‥

そんな苦闘のある日、ある同世代女性との会話で未だに忘れられないことがあります

その人と、結婚についての話題になった時、何気なく私が

私

結婚すると、料理を家族に毎日作るのとかすごく大変そうだよね

私

私、料理とか何もさせてもらえなかったからさぁ、

もし結婚なんかになったら大変だわ

と何気なく私が言うと、その人はこう言いました。

与えられし者
与えられし者

え?

私は、小さい頃から母とキッチンで一緒に料理やお手伝いしてきたの

与えられし者
与えられし者

だから、キッチンの作業とかお料理とか、

そのへんは全然大変そうだなんて少しも思わないよ?

衝撃でした

私からは一生出てこないであろうセリフだったからです

私が毒母からキッチン立ち入り禁止令を発令され、料理に触れさせることを禁止されていた幼いあの頃にも、この人は、お母さんと一緒にキッチンで楽しく料理するのが日常だった。

その日常で、彼女は親から自然に料理の仕方や、そして料理の楽しみを伝えてもらってきたから、

例え大人になって必要に迫られても、極度に身構えることなんてないし、スキル獲得の苦労なんか全くいらなかったんです。

無駄な苦闘がいらない分の、浮いたエネルギーで、自分の人生をどんどん推進していけるんだなぁ‥

私は料理やキッチンなんて母への恐怖と憎悪とトラウマ発生機の存在でしかないけれど(これは未だにそうです‥)、この人にとっては、キッチンとは、料理とは、呼吸するくらいのレベルの日常であり、同時にお母さんとの楽しい思い出いっぱいの素敵な場所なんでしょうね

同じ人間でも、同世代を生きた同性でという共通点がたくさんあったとしても、彼女とは計り知れない距離を感じました

これが普通の愛情をかける親に育てられた人と、毒親育ちとの違いなんですよね

「自立した一人の人間」を育てる親、子をいじめてぶっつぶす毒親

人として生きる基本すら、子にろくに身につけさせない毒親というのは、子を理不尽にたたきつぶし、そしてその姿を罵って自尊心を地の底に落とし‥子をいじめ、子の人生を妨害しつぶしにきているとしか思えません

そんなハズレ親にあたってしまった子は、いつまでもできないことや知らない事が多い上に、それを子供の落ち度として罵倒され笑われるという理不尽にさらされ、外では無駄に恥をかき、笑われ、自尊心は地の底へ落ちて自己否定を深めてしまう

そして大人になれば、たくさんのできないことを、一人で一から苦闘して身につけなければならない…

毒親の元に生まれた時点で、多重ハンデマッチの人生であることが確定しているってことなんです

私は40歳を超えた未だに、自分の作って出す料理や、外に出るときの服装や身だしなみ、清潔感に全く自信が持てません

ずっとできないことをひそひそとうわさされたりバカにされてきたので、なんとか必死でやってはいるのですが、本当にこれで正解なのか?本当はすごく汚くて、みんなできていることが何もできていなくて、笑われているんではないか?と言う恐怖感や不安が抜けないんですよね‥

毒親から育てられるという事は、多重ハンデを背負うという事。

それによる後遺症は、いつまでも克服という形に持ち込むことができず、子供ばかりがずっと苦しみ続けるんです

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