生まれた環境で人生が決まる?教育格差、場所格差…

雑記

生まれた家が裕福か貧乏か?生まれた場所が都会か地方か?

それで、人生は決まってしまうのでしょうか?

結論から言うと、生まれた家や環境で、その人の人生はかなり左右されます

しかし、中には生まれ育った場所を飛び出して、新しい場所で、新しい価値観を一から積みなおして、成功を収めた人もいます

しかし、たとえ成功したとしても、いろいろ大変なことがあるようです。

例えば…

  • 持っていた価値観と、外で出会った新しい価値観の大きな違いに戸惑う
  • 新しい価値観を身に着けると、昔の場所には二度と戻れないと感じてしまう

このような戸惑いに突き当たることも少なくないそうです

この記事では、実際に生まれ育った場所からまったく別の場所へ飛び出した人の体験談から

「人は生まれた環境で大体が決まってしまう」という現実と、

そして「生まれた環境を飛び出した人が語る、”別の場所で生きることの大変さ”をまとめていきたいと思います

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EXIT兼近さんのコメントから「生まれた場所格差」を考える

2020年、EXIT兼近さんが出演したアベマプライムの動画を見て、

生まれた環境で人の人生は決定してしまうの?
そこを抜け出した人はいったいどうなるの?

そんなことを様々考えさせられました。

その動画は↓こちら↓です

【教育格差】EXIT兼近「大人になって気付いた」生まれた環境で人生が決まる?オンライン化で広がる教育格差【新型コロナ】|#アベプラ《アベマで放送中》
◆この放送のノーカット版はアベマで【無料】公開中!続きを視聴する▷ ◆この放送の記事を見る【無料】兼近大樹「“勉強しねぇよ”の理由すら気づけず」 家庭環境で人生が決まる? EXITと考える“教育格差”▷

動画タイトルは EXIT兼近「大人になって気付いた」生まれた環境で人生が決まる?オンライン化で広がる教育格差 です。

この動画では、「コロナによる教育格差の拡大」について話し合われていますが、その中で、出演者の人気お笑い芸人EXIT・兼近さんがとても印象深いお話をしていました

兼近さんは、動画内で自分の出身を「格差で言うと、下の方」とおっしゃっています。

そこから、日本の中心である東京で、大人気の芸能人へと駆けあがったのですね。本当にすごいことです!

そんな兼近さんが、自身の体験談として、以下のようなことを話していました

自分が生まれ育った地域では「なぜ勉強しなきゃいけないか?」ということを、誰も教えてくれなかった。

そもそも、周りには、勉強やがんばることで何のいいことがあるのか?を知る人がいなかった

地元にいる時は、格差がある状態だということすら気づけなかった、大人になって、外に出てやっと気づいた

実はコロナ前でも格差はずっとあった
しかし、コロナがきっかけでたくさんの人にこの現実を知られたのなら、意識することで格差が埋まっていけばいいなと思います

生まれ育った場所で一生を過ごすのが「多数派」

兼近さんは、生まれ育った環境を飛び出して、その行動力や努力で現在の場所へたどりつき、人気芸能人という現在の輝かしい地位を築かれました

自分のまわりを見渡してみると、兼近さんのように「違う階級から階級へ」を急激に駆け上ったり、自分の持つ価値観を客観的に見たり、時にはそれを捨てて新しい価値観で一から生きていく、という人はあまり多くないように思います。みなさんの周りはいかがですか?

なぜ、飛び出していく人は少ないかというと、一つの理由として価値観や生き方の変更は、大変なエネルギーが必要だからということが挙げられます

それに、ほとんどの人間にとって、自分が生まれ育った環境や、昔からなじんでいる常識が「当然で普通」だと思っているからです。

環境も価値観も、生まれ育った場所で培ったものが、すでにどっしりと根付いています。

そこから抜け出して、新しい生き方を始めるのは簡単なことではありませんし、特別な事情がない限り、そこをがんばって抜け出そうという行動は起こしません

人は、親や周りの人がやってきた生き方や考え方をそっくりそのまま受け継ぎ、同じように生きる人がほとんどです

学校に行くお金がなければ奨学金を借りればいいじゃない

動画内で司会のアナウンサーが「お金がなければ、奨学金をもらって大学に行くという選択肢もある」と言いました。それに対して、兼近さんはどう答えたかというと…

当時の僕が奨学金をもらったら、全部パチンコに使ってた

そう笑いながら話していました

学校へ行くお金がなければ、奨学金を借りればいいじゃない、と人はいいます

でも、奨学金を借りてまで大学で勉強する必要って何?なんのいいことがあるの?

そのことを知らない人がお金を手にしたら、どういう行動をとるでしょう?

「お金を借りてまでも学校に行くことの大切さ」を、親をはじめ、周りの人に教えてもらえなかった人が、ある日大金を手にしたときに、このお金で学校に行こう!と思うことはまずないでしょう

何にお金を使うかというと、兼近さんの言うように、実際に楽しさを知っている物事、たとえばパチンコなどの遊びに使ってしまうことは当然と言えます

勉強が一体どういうふうに大切かということを、納得するように教えてくれる人が周りに誰一人いない環境で生まれ育てば、一人で勉強に目覚めるようなごく一部の人を除いて、誰でも考え方や行動はそうなると思います。

「生まれ育った場所とは別の場所」で生きることの大変さ

それでは、兼近さんのように生まれ育った環境を飛び出して、「今までの価値観は絶対ではなかった」と気づいた人は、一体どんな心境になるのでしょう?

動画内での、兼近さんの発言からそのことがわかります

「え、これだけ違うの?」と驚くぐらいの違いがあった

俺は一生(生まれ育った地に)戻れない。戻ったとしても、いろいろ言われる

一つずつくわしくみていきましょう

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もともと持っていた価値観と、外で出会った新しい価値観の違いに戸惑う

兼近さんが、「え、これだけ違うの?」と驚くぐらいの違いがあった」と驚いたくらいに、生まれ育った階層を抜け出た先で出会った人たちは、価値観や普通に持っているものなどがまったく違うことに気づいたそうです

同じ日本列島に住んでいる同じ人間だから、大切なものやものの考え方だって一緒だろうと思いきや、まるで別だったのでしょうね

そして兼近さんは、「お金があればパチンコで楽しむ」のような価値観から、出演した動画で「勉強というのはこんなふうに人の役に立つものなのだ」と主張するくらい、大きく価値観が変わるような出会いや気づきを、新しい生活の場で得ていったのです

人間の考え方や価値観がここまで変わるというのは簡単なことではありませんし、多大なエネルギーを要します。

新しい環境下で、生活を構築しながら価値観を変えるという大変な作業を両立されてきて、現在の兼近さんがあるのですね

新しい価値観を身に着けると、昔いた元の場所には二度と戻れないと感じてしまう

動画内で、兼近さんは

俺は一生(生まれ育った地に)戻れない。戻ったとしても、いろいろ言われる

このようなことを言っています。なんだか物悲しくなるような言葉ですね…

一度生まれ育った場所の外に出て、これまでの価値観と違う価値観があることに気づいてしまった人、そして、新しく出会った価値観が自分にしっくりきてしまった人は、以前の価値観に戻ることは難しくなります

私もかつて地元を離れた人間の一人なのですが、地元を出る前には、周りの人たちから

  • 「この場所を出るなんてかわいそう。私は絶対いや。」
  • 「僕はあなたと違って、この場所でずっと暮らしたい、一生離れたくない」

そんなネガティブな言葉をかけられた覚えがあります

恐らく彼らに悪気はなく、それは彼ら、彼女たちの本心なのでしょう。彼らの住む地元はとても心地よく、そこをわざわざ出ていく理由がわからないのです。

だから、出ていこうとする人間(私)に、素直にその気持ちを言ったまでなのです

たまに帰省をしても、「もうあなたはすっかり、違う土地に住む人だね~」そんな、何気ない言葉をかけられることがあります

その言葉の裏には、なんとなく「あなたはもう、この地域を出たよそ者だからね」という含みを感じてしまうのは、私の考えすぎでしょうか…?

このように、生まれ育った地を離れて新しい土地に行くと、様々な出会いによって、これまで疑ったこともなかった元々持っていた価値観や地域性を、嫌でも客観的に見ることになります

私の体験で言えば

  • この土地を出ていくなんて信じられないと思う気持ち
  • 出ていった人をよそもの扱いする姿勢

そして兼近さんの経験で言えば、勉強の大切さを知らずに生きる、という価値観ですね。

生まれ育った地での”あたりまえ”をはっきりと目の当たりにしてしまって、そこにもう一度戻ろう!とは思えなくなってしまったり、

新しい場所で、自分の持つ価値観とは全く違うけれど輝いて生きている人を目の当たりにすることで、考え方や生き方がガラッと変わることがあります

兼近さんは動画内で、今後も生まれ育った地には戻らずに、現在いるこの場所で生きる、という風におっしゃっています

たとえいろんな寂しさや大変さ、戸惑いがあっても、地元に戻って昔の価値観で生きるのではなく、がんばって築き上げた現在の居場所や立場や価値観を大切にしたい。そんな強い信念を感じますね

ずっと同じ場所にいる?知らない外へ飛び出る?

いかがでしたか?

生まれ育った場所やそこにいる人たちというのは、人間の生き方や考え方に多大な影響を及ぼします。

その影響下で一生を過ごすことは大多数の人にとっては心地いいものです。先祖や親兄弟、周りの人と同じような一生を、同じ地元で過ごす人が多数派です

しかし中には、未知の新しい場所に飛び出し、新しい価値観を知り、その中で新たな人生を開拓する人がいます。

それは決して易しい道ではありませんが、それでも新しい場所で新しい価値観の元、生きる手ごたえをつかんで輝いて生きる人もいるのです

この記事を読んでくださったあなたは、どちらのタイプの人生を過ごしていますか?

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